【解決済み】Stability Matrixを使ってみたかった(使えなかった)

Stability Matrixを使ってみる

一旦純正機能のまま何か作ってみようかなと思います。

起動実験

前回記事でインストールしたので まずはパッケージからStable Diffusion Web UIをLaunchする。

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そしていつもの画面。

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エラーが出る

起動しないんかい。

RuntimeError: Torch is not able to use GPU; add --skip-torch-cuda-test to COMMANDLINE_ARGS variable to disable this check

が出てしまいました。

ここでChat GPTに聞いてみたら

「このエラーは、PyTorch が GPU を使用できない場合に発生します。いくつかの原因が考えられるので、以下の手順で問題を切り分け、解決することを試みてください。」 「エラーで提案されている –skip-torch-cuda-test を追加して強制的にチェックをスキップできますが、これは根本的な解決策ではありません。」

とのことです。 解決策をいくつか提案して頂いたので試していきます。

1.ターミナルやコマンドプロンプトで以下を実行して、GPU が認識されているかを確認します。

nvidia-smi

ちゃんとエラーも出ずに表示されました。

2.CUDA バージョンの確認

PyTorch がサポートする CUDA バージョンと、システムにインストールされている CUDA ドライバのバージョンが一致しているか確認します。 とのことです。

一旦、Python 環境で以下を実行して、PyTorch の CUDA バージョンを確認します。

Python 環境ってまずどこだよって話なんですが

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Windows環境ならWindowsキーを押した後に「pyt」とか入力すると出てくると思います。 これがインストールされてない場合はPythonをインストールしてあげてください。

Pythonってなんだよって方は「ああ、パイソンね」 って知ったかぶりしながら公式サイトに行ってください。 https://www.python.org/

import torch
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はい、PyTorch入ってないですね。

「PyTorch」のインストール

なんて読むんだろう。パイタッチ?w

結局インストールされていないので早速インストールしてみる。

「PyTorchは、Facebookが2016年に開発したオープンソースのディープラーニング、機械学習向けのライブラリです。」 とのことです。 ほー。

公式サイト(Start Locally) https://pytorch.org/get-started/locally/

にてインストール準備。 Start Locallyはローカル環境用。

環境に応じて選択していく。

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じゃあ何を選択したら良いのか。 超簡潔に説明していく。

・PyTorch Build Stable(安定版)か、Preview(プレビュー版)かを選択

・Your OS 自分のOSを選択。この記事ではWindows環境でやるのでWindows。

・Package 何も考えずにPiPを選択。

・Language 機械学習で使用する言語を選択。 何も考えずにPythonを選択。

・Compute Platform 機械学習のプラットフォームを選択。 CUDAはNVIDIA製のGPU上で動作する のでなんか新しそうなCUDA12.4を選択。

これで「Run this Command:」にインストールする内容が出ます。

pip3 install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118

これをWindows Powershell環境で入力。

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インストールが始まった。

WARNING: There was an error checking the latest version of pip.

ってエラーが出た。 pipは、21.1.1以上のバージョンが必要です。 みたいな感じらしいです。(先に言え)

pipのバージョンを確認してみましょうか。(pipってなんだろう)

pip list

とWindows powershellで入力

Package           Version
----------------- ------------
filelock          3.13.1
fsspec            2024.2.0
Jinja2            3.1.3
MarkupSafe        2.1.5
mpmath            1.3.0
networkx          3.2.1
numpy             1.26.3
pillow            10.2.0
pip               22.2.1
setuptools        63.2.0
sympy             1.13.1
torch             2.5.1+cu118
torchaudio        2.5.1+cu118
torchvision       0.20.1+cu118
typing_extensions 4.9.0
[notice] A new release of pip available: 22.2.1 -> 24.3.1
[notice] To update, run: python.exe -m pip install --upgrade pip

と帰ってきた。

一応21.1.1以上なんだがな。 一応アップグレードしてみるか。

python.exe -m pip install --upgrade pip

でアップグレード。

成功したようだ。

再度

pip3 install torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/cu118

これを試してみる。

Requirement already satisfied: がズラッと並ぶ。 つまり「もうインストールされているよ」とだけ表示。

pip listに「torch 2.5.1+cu118」とありましたからね。 ではこの状態でもう一度Stable Diffusion Web UIをLaunchしてみましょうか。

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また同じエラー。 一旦再起動してみるが再起動しても同じ。

import torch
print(torch.version.cuda)  # CUDA のバージョン
print(torch.cuda.is_available())  # CUDA が利用可能かどうか

を試してみる。

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こちらは大丈夫そうだ。

ここで考えられるのは、もしかしたら自分のグラボNVIDIA GeForce GTX 1080がTorchに対応していない?

import torch
print(torch.cuda.is_available())

としてみる。

True

と帰ってきた。 使えるんかい。ではなぜ?

Windows の場合: 環境変数の設定で COMMANDLINE_ARGS に値を追加。

もう仕方がない。 最終手段でテストをスキップする。

「システム環境変数の設定」を開く ↓ 環境変数ダイアログを開く 「システムのプロパティ」ウィンドウの「詳細設定」タブに移動し、下部にある「環境変数」ボタンをクリック。 ↓ 新しい環境変数を作成する ↓ 「ユーザー環境変数」または「システム環境変数」のどちらかで 「新規」ボタンをクリックして、新しい環境変数を作成します。 変数名: COMMANDLINE_ARGS 変数値: –skip-torch-cuda-test

今回は「ユーザー環境変数」で作成した。

WARNING: you should not skip torch test unless you want CPU to work.
WARNING:matplotlib.font_manager:Matplotlib is building the font cache; this may take a moment.
Warning: caught exception 'Torch not compiled with CUDA enabled', memory monitor disabled

という警告が出た。

が、一応起動した。

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まあこれってGPU使えてないよねって話なんだと思う。

こちらの記事で解決しています

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Posted by bistro