前回書いていた記事の4系バージ…
EC CUBE 2系(2.17.0)高速リリースの為にやる基本設定まとめ
EC CUBE2系ですぐにリリースしたい場合の基本的な設定をまとめてみました。
何よりも先にひとまずリリースしたい。こんな場合もあると思います。
これだけやっておけばリリース後に機能追加やなんやかんややる、という状況でも大丈夫だと思います。
この記事はクライアント用にカスタムしたものを納品する、という前提で書きます。
今回のサーバーの仕様
EC CUBE 2.17.0をインストールした環境です。
・PHP 7.2.27
・MySQL 5.7.27
チェックしておくべき項目
インストール後、すぐにやる必要がある事を簡単にまとめてみました。
設定項目一覧
・店舗オーナーユーザーを作る
・SHOPマスター入力
・特定商取引法入力
・支払方法設定入力
・配送方法設定入力
・ポイント設定入力
・メール設定確認
・会員規約確認
・郵便番号DB登録
・定休日入力
・税率設定確認
店舗オーナーユーザーを作る
まずは管理者以外に「店舗オーナー」のユーザーを登録します。
ここでは、「管理者」が開発者、「店舗オーナー」がクライアントの前提でお話します。
「システム設定」→「メンバー管理」を選択します。
「メンバーを新規入力」をクリックすると小窓が開くので
・名前
・所属
・ログインID
・パスワード
・権限
・稼働/非稼働
を設定します。
権限は「店舗オーナー」とします。所属は無くても構いません。
SHOPマスター入力
ここからは管理画面の「基本情報管理」から全ての情報を入力していきます。
SHOPマスターの画面です。必要な項目を埋めましょう。
特定商取引法入力
同じく管理画面の「基本情報管理」より特定商取引法の入力です。
支払い方法入力
同じく管理画面の「基本情報管理」より配送方法の入力です。
EC CUBEでは、「配送方法」を作成時「支払方法」を選択するという形式になりますので
「配送方法」を決定する前に「支払方法」を設定しておく必要があります。
初期状態では4つほど登録されていますが、当記事では「店頭でお支払い」を登録して
他は使わない設定とします。
まずは使わない決済方法を削除します。
次に、新しい支払方法「店頭でお支払い」を登録します。
下記の設定としました。必要であればロゴ画像も登録します。
登録されました。
この支払方法に対して、配送方法を設定していきます。
配送方法設定入力
同じく管理画面の「基本情報管理」より配送方法の入力です。
先程登録した「支払方法」に対して配送方法を設定します。
初期状態では2種類ほど登録されています。
今回はダウンロード商品は扱いません。
既にある「サンプル業者」を編集していきます。
「サンプル業者」行の「編集」をクリックします。
先程設定した支払方法、「店頭でお支払い」を選択します。
これで「配送方法」の設定は完了です。ECサイトらしくなってきました。
ポイント設定入力
同じく管理画面の「基本情報管理」よりポイント設定の入力です。
当記事の例ではポイント付与率は1%、会員登録時付与ポイントは100ptとしました。
メール設定確認
同じく管理画面の「基本情報管理」よりメール設定の入力です。
初期状態では「テンプレート」より、
・注文受付メール
・注文受付メール(携帯)
・注文キャンセル受付メール
・取り寄せ確認メール
・お問い合わせ受付メール
が設定できます。
「注文受付メール」以外は空白ですので「メールタイトル」「ヘッダー」と「フッター」を
内容に合わせて編集する必要があります。
会員規約確認
同じく管理画面の「基本情報管理」よりメール設定の入力です。
初期状態でも無難なものが既に登録されています。
必要に応じて編集してください。
郵便番号DB登録
同じく管理画面の「基本情報管理」よりメール設定の入力です。
以下のような画面になります。
基本的には「自動登録」で問題無いかと思います。
「自動登録」ボタンをクリックして暫く待つと、以下のような表示になるはずです。
これで登録完了です。
定休日入力
同じく管理画面の「基本情報管理」より定休日の入力です。
初期状態では予め祝日が定休日に設定されています。
必要に応じて編集します。
税率設定確認
同じく管理画面の「基本情報管理」より税率設定の入力です。
軽減税率制度などで商品ごとに税率を設定しなければいけない場合もありますが、
ここでは一括で税率を設定する機能です。
ここでは一律10%に設定しました。
基本情報管理はこれでおしまいです。
変更項目一覧
実際に稼働し始めてから気づく場合が多い
「変更しておかないと不自然」な項目です。
中でも帳票などのロゴがEC CUBEのものになってしまっていたり
実際の運用で困る部分です。
・faviconを入れ替える
・管理画面のロゴを変更
・ログイン画面のロゴを変更
・帳票のロゴを変更
・その他ロゴ変更
faviconを入れ替える
https://www.favicon.cc/ を使ったりしてfaviconを作りましょう。
そのままだとEC CUBEのfaviconになります。
当記事でも作ってみました。
faviconの位置は
ドメイン/user_data/packages/admin/img/contents/favicon.ico
に有りました。
ドメイン直下でないので注意です。
管理画面のロゴを変更
折角なのでクライアントに管理画面のロゴも変更してしまいます。
これは必要無い場合が多いですが当記事ではオススメです。
なんとなく「自分のお店」感が出て良いですよ。
ドメイン/user_data/packages/admin/img/header/logo.jpg
ドメイン/user_data/packages/admin/img/header/logo_popup.jpg
にロゴ画像があるのでこの画像を変更するだけです。
変更してみました。
ログイン画面のロゴを変更
続いてログイン画面のロゴも変更してみましょう。
こちらも必要では有りませんが
変更すると「自分のお店感」が増します。
ログイン画面のロゴのデータは
ドメイン/user_data/packages/admin/img/contents/admin_login_logo.jpg
に格納されています。
実際にロゴを変更してみました。
ちょっとグラデーション合わせるのが面倒でしたが頑張りました。
PSDデータが欲しい方はこちらから
帳票のロゴを変更
注文が入った後に帳票(納品書)を出力すると、以下のような表示になります。
ここにEC CUBEのロゴが表示されています。これを変更します。
ドメイン/data/Smarty/templates/admin/pdf/logo.png を変更します。
変更されました。
その他ロゴ変更
その他EC CUBEのロゴが入っている箇所を変更します。
ドメイン/user_data/packages/admin/img/contents/logo_resize.jpg
これで基本的にはリリース準備に必要な部分が変更されたかと思います。
他にも変更した方が良いよ!という部分があったら教えて下さい。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません